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24.お花畑

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あれから雨の季節を通り過ぎ、本格的に暑い夏がやってきていた。

晴れて本当の“彼氏彼女”になった私と悠介くんは

一緒に色々なところへ出かけた。

主に街をぶらぶらすることが多かった。

よくカフェ巡りをして、コーヒーを飲みながら

たくさん話をしたことを覚えている。


元カノLINE事件を乗り越えて、

悠介くんは私が聞いたことは

何でもオープンに話してくれるようになった。

彼の家族のことや出身校のこと、以前の仕事のこと、今まで付き合った人数、

マッチングアプリであった人数や、どんな女性と会ったのか

どこまで行ったかなんかも教えてくれた。

いや、そのへんはできたら墓まで持って行ってくれよ。

いくらなんでも心開きすぎだろ。。




悠介くんは楽しそうに話を続けた。

「そういえば、今度花火大会あるから行こう。」

人生山あり谷ありなんて言うけれど、

私の人生は山も谷もなくずっと底辺一直線だった気がする。

そこへいきなり春が来た(夏だけど)。

アラサー大歓喜!

『若くて可愛い好きな男の子と、夏のイベントを楽しめるなんて!!!』

『厄払いに行っておいてよかった!!』

『こんな彼氏を私に与えたもうた神様ありがとうございます!!!』

悠介くんにバレないように表情には出していないけれど、

目からキラキラしたものが出そうになるくらい、

私の頭の中は完全にお花畑だった。


“仕事”、“彼氏”

まだまだ問題は残ったままだったけれど。

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