スポンサーリンク

26.そこにあるメッセージ【サブリミナル効果】

スポンサーリンク

花火大会から数週間後、悠介くんと街をデートしていたら

よく行くショッピング施設で『夏の川柳を書いてみよう』イベントが行われていた。

街デートなんて、特に目的もなくただブラブラしていることが

多かったので、こういうイベントがあると

二人とも自然と足を運んだ。

大きな掲示板には、たくさんの川柳が

並んで掲載されていた。



『から騒ぎ 失恋の夏 スイカ割る』

失恋してスイカ割ったのか。

『暑中見舞い 指を絡めて 生足で』

よくわからない。というかこれはダメでしょ。




日本の夏らしい川柳があると思いきや、

よくわからない川柳も多かった。

選抜作品ではなく、参加自由だったからだろう。






私は悠介くんをある川柳の掲示板に誘導した。

ごく自然の流れのように。






時は遡ること数日前、仕事帰りにたまたま

このイベントを見つけた。

そう、私はこのイベントのことをもともと知っていたのだ。

川柳の数もまだ少なくて始まったばかりのようだった。

そこで私はあることを閃き、川柳を何枚も書いて

参加BOXに入れた。





結婚をテーマにした川柳を。





『結婚は 墓場じゃないよ 楽園よ』

『幸せが 始まる儀式 ウェディング』

『結婚を したいとずっと 思ってる』

『ねえ彼氏 結婚なんて どうかしら』

とにかく、結婚! 結婚 結婚 である。怖い。

覚えているだけでこれだけは書いた。

結果的にたくさんある掲示板の中の1つは、

結婚川柳だらけの掲示板となった。



悠介くんは、何の疑いも持たずに

私が書いた川柳を眺めた。

作戦は成功だ。

これ以降、私は今回のようなイベントがないかを

常にチェックした。

なぜかって?

メッセージを仕込むために。





スポンサーリンク

サブリミナル効果

サブリミナル効果とは、

“潜在意識に対して通常では認知できないほどの視覚・聴覚への刺激を加えることによって、

何らかの影響を与えること”である。

30年ほど前、某有名アニメ番組の中で

一瞬だけ元某有名宗教団体の教祖の映像が流れる事件があった。

通称『サブリミナル騒動』だ。

こういったサブリミナル騒動があったことから、

日本放送協会(NHK)と日本民間放送連盟は

わざわざ放送基準に禁止の文言を入れ込んだ。

サブリミナル効果は、人の潜在意識に働きかけて感情や行動への

影響を否定できないからだ。


個人的には、1度や2度くらいのアプローチでは

サブリミナル効果はほとんど期待できないと考える。

1度見たつまらない映画の最後が思い出せないのと同じだ。

アンカリング効果でも説明したように、

何度も潜在意識にアプローチを続けることで

相手の思考をある程度誘導することができるようになる。

私の場合は、こういった相手へメッセージを伝えるイベントを

フル活用した。

バレンタインデー、母の日、父の日、七夕、クリスマスなど

何でもよかった。

イベントが始まってすぐに参加して、

後日悠介くんを連れて行き、自分が残したメッセージを見せる。

これだけで、最終的に23歳の男の子に私と結婚したいと思わせることができたのだ。

タイトルとURLをコピーしました