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17.初デート

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ルメディカ シャインホワイト



初めましての方は第1話からどうぞ✨



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『今度、ちゃんとしたデートしようか?』


この悠介くんの些細な言葉も

私の一生忘れないシリーズの1つ。

彼と出会ってから今まで

色々な恋愛術を仕掛けてきた。

それも全部この時のためにやってきたんだ。



やっと悠介くんが動いてくれた。

やってきたことは無駄じゃなかった。



前回会ってから数日後、

私たちはカラオケ店にいた。

初めてのお外デートはカラオケだ。




「上手い人とカラオケすると楽しいね✨」



デートにこぎつけたとしても、気は抜けない。

笑顔でさりげなく褒めることを

忘れてはいけない。

実際、歌を歌う彼の姿は眼福だった。

選曲がボカロのJust be friends

だったのはちょっと気になったけど。

私は西野カナをチョイスしてみる。

31の女が『トリセツ』を歌うのは

若干、いやかなり要求過多な内容ではある。

こうして振りかえってみると、

曲名からわかる二人の気持ちの温度差よ。







二人とも一通り歌い終えると、

どちらからともなく抱き合った。

私は悠介くんの顔に両手を添えてキスをする。

彼の頭を撫で、髪を掻き上げる。

背中に手を回した。

悠介「うつ子さん、俺のこと好き?」



ついにこのセリフが来たか。

言うか、言わないでおこうか迷ったけど

この瞬間を逃してはいけない気がした。

「好きだよ。」

とだけ返事をした。

悠介くんが私を両腕で包み込む。



実際、心と言われるものは胸の位置にはなくて

人の思考は全て脳が司っているはずなのに、

本当に胸の奥から“好き”の気持ちが湧いてきて

溢れる感じがする。



悠介くんもおんなじ気持ちだといいな。

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